関節リウマチとは
つい1か月ほど前までずいぶん暑い日が続いていましたが、急に涼しく、そして朝晩は寒くなってきました。 こんな季節の変わり目は、リウマチ患者さんにとっては痛みが強くなる嫌な時期となることが多いようです。
今回は関節リウマチについてお話します。
関節リウマチ患者さんは日本国内に約70万人いると言われています。全人口の約0.5%です。
つまり200人に1人は関節リウマチを患っており、最も身近な自己免疫疾患(体内の免疫機能の異常によって生じる疾患の総称)と言われています。
発症は30~50代の女性に多いと言われておりますが、20~80代まで、あらゆる年代で発症する可能性がある病気です。
今回は関節リウマチについてお話します。
関節リウマチ患者さんは日本国内に約70万人いると言われています。全人口の約0.5%です。
つまり200人に1人は関節リウマチを患っており、最も身近な自己免疫疾患(体内の免疫機能の異常によって生じる疾患の総称)と言われています。
発症は30~50代の女性に多いと言われておりますが、20~80代まで、あらゆる年代で発症する可能性がある病気です。
関節リウマチの原因
以前は完全に原因不明の病気でしたが、近年の研究により発症機序がだいぶわかってきました。遺伝子異常を有する人に環境因子(喫煙・歯周病・腸内細菌異常など)が加わり、さらにそこに何かしらのスイッチ(ストレス・妊娠など)が入ることで発症すると言われています。
ご両親・親族から遺伝することもあります(全員ではありません)。
しかしそれだけでは説明不可能な患者さんもおり、依然として完全な病態解明には至っていません。
ご両親・親族から遺伝することもあります(全員ではありません)。
しかしそれだけでは説明不可能な患者さんもおり、依然として完全な病態解明には至っていません。
関節リウマチの症状
関節リウマチが発症すると、関節に炎症が起こり、痛みや腫れを自覚するようになります。
そういった症状はあらゆる関節に生じる可能性がありますが、特に手や足に多いです。
また、朝に手がこわばる患者さんも多いです。
そういった症状はあらゆる関節に生じる可能性がありますが、特に手や足に多いです。
また、朝に手がこわばる患者さんも多いです。
関節リウマチの治療
人間には、外部の異物(細菌やウィルスなど)が体内に侵入した際に、それらの異物と戦ってくれる「免疫」と呼ばれる機能が存在します。 関節リウマチは、この免疫の異常により自身の関節を敵と誤認し攻撃してしまう病気です。ですので、治療にはその免疫異常を抑え込む「免疫抑制剤」が主に使用されます。
以前は不治の病と言われていましたが、この免疫抑制剤が近年目覚ましい進歩を遂げたことにより、ほぼ無症状の状態まで治療する事も可能となってきました。
以前は不治の病と言われていましたが、この免疫抑制剤が近年目覚ましい進歩を遂げたことにより、ほぼ無症状の状態まで治療する事も可能となってきました。
最後に
関節リウマチの治療は「早期診断・早期治療」が非常に大事と言われています。
関節リウマチを未治療のまま放置していると、関節が壊れ、変形が生じてしまいます。朝の手のこわばり、手足の関節痛や腫れを自覚した際には、木曜午後のリウマチ外来(担当医:矢野)を遠慮なく受診ください。
大串整形外科 専門外来のページはこちら
関節リウマチを未治療のまま放置していると、関節が壊れ、変形が生じてしまいます。朝の手のこわばり、手足の関節痛や腫れを自覚した際には、木曜午後のリウマチ外来(担当医:矢野)を遠慮なく受診ください。
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